2024年秋、夫の駐在先であるインドネシアのジャカルタに帯同中、第二子を出産しました!!妊娠発覚から出産する迄、日々本当に手探りだったので、当時のことを記録しておこうと思い、記事にしました。本記事は体験談③【入院・出産】の記録です。
- 本記事はあくまでも私一個人の記録になります。記事にてインドネシアでの出産を推奨・非推奨することは御座いません。
- 最新の情報については病院等に問い合わせをお願い致します。
体験談①はこちら

体験談②はこちら

まさかの緊急入院
【38週】自宅で陣痛疑惑。計画入院日を待たずに病院へ
前記事の通り、計画無痛分娩を希望していましたので、病院や家族と調整して計画入院日を38週の後半に決めました。
しかし、入院3日前の深夜、「これは陣痛では・・・!?」という痛みを下腹部に感じました。痛みが規則的でどんどんその間隔が短くなっていきます。
本陣痛の確信は無かったのですが、慌ててウェルビーに電話。ウェルビーの指示に従い、夫・娘と一緒にポンドックインダ病院の緊急外来に向かうことになりました。

担当医のWhats Appを聞いていたので、直接担当医への連絡も入れました。
病院到着後・・
深夜23時頃、病院に到着。この時点で入院は決まっていない為、入院部屋ではなく予想観察室(6ベッドの部屋)へ。入院した際には、入院部屋とこの予想観察室を行き来することになります。


担当医がたまたま時間に空きがあり、早速回診がありました。子宮口の開きを見て「このまま順調にいけば朝には生まれるかもね」と言われ、一気に緊張。そのあと、CTGで赤ちゃんの心拍や胎動の間隔をチェックしました。



この間、夫と娘は、待合室で待機。椅子しかない部屋で、急遽起こされた娘は夫の抱っこで再び入眠。。
日付を跨いで深夜1時頃、ウェルビーの担当者が到着。深夜にも来てくれるありがたさ…!夫と入院部屋の予約の手続きを済ませてくれました。希望していたVIPAの個室が空いておりホッと一安心です。
まだまだ赤ちゃんが産まれるのに時間がかかりそうとのことで、入院部屋VIPAに移動。入院部屋は個室で家族も一緒に泊まって良く、この日は夫と娘も一緒に宿泊しました。
入院~出産まで、ウェルビーの担当者が代わる代わる病院にいて都度担当医の回診の際に日本語通訳をして下さいました。産後はウェルビーの担当者が付きっ切りということはありませんでしたが、回診の際に通訳が必要な場合は、電話を繋いで対応して貰うことも多々。
【入院1日目】(出産前日)
再び経過観察してみると・・・
朝6時頃、経過観察室へ。昨日同様、子宮口の開き・CTGでの赤ちゃんの胎動や心拍のチェックがありました。なんとビックリ、陣痛の痛みが消えている・・・!



深夜感じた痛みは本陣痛ではなく、前駆陣痛だったようです。。見分け方難しすぎる。
もともと計画していた入院日と3日しか相違がなかったので、「入院を前倒して、今日促進剤を投与して産めるけれどどうする?」と担当医から問われました。陣痛だと思いこみ産む気満々で来ていたので、「それでお願いします」と回答。
6時半頃、一旦個室に戻り朝ごはんを食べます。入院食は本来なら自分で選択できますが、緊急入院だったのでこの日の朝はJAPANESEでした。個人的には味がイマイチで、その後JAPANESEのメニューを選択することはなかった・・・(笑)


食事については次の記事に詳しく記載しています。





ちなみにこの日の朝、夫と娘はいつも通り出勤&登園していきました。
計画無痛分娩開始
朝ごはんを食べ、7時半頃に再び経過観察室へ。この時点で子宮口2センチ強。いよいよ促進剤を投与します。促進剤は下から入れる錠剤のようなタイプと点滴の二種類あり、前者をまずいれて子宮口がある程度(4センチほど)開いてから、点滴での陣痛促進が可能になるとのことでした。
10時頃、経過観察室で再びチェック。心拍、血圧、陣痛の間隔、子宮口の開きを確認します。まだまだとのことで、入院部屋に戻ります・・・。
13時・15時・17時、、、と2時間おきに経過観察。陣痛が3-4分間隔できていましたが、促進剤を追加してもなかなか子宮口の開きが4センチに到達せず・・・。雲行きが怪しくなりだします。。。
18時頃、入院部屋でシャワー。陣痛の痛みはありますが、一人でも問題なくシャワーできました。
まさかの緊急帝王切開!?
18時半・19時半・20時半…と再び経過観察を続けましたが、子宮口の開きが3~4センチで変わらず。陣痛の間隔は2分毎になっていました。
20時半頃、担当医の回診で「子宮口が開かず、赤ちゃんの心拍が低下していて苦しそうなので、帝王切開をしたほうがいい」との説明がありました。



帝王切開の心の準備が出来ていなかったので、メンタル不安定になり爆泣き。とにかく痛そうでこわい・・・
ずっとグダグダと泣いているわけにもいかず、腹を括って帝王切開を承諾。帝王切開の手術をするには家族の同意が必要とのことで、家で寝ている夫&娘、再び急遽病院に呼び出されます。。ゴメン。。
夫が到着し、担当医と麻酔医から帝王切開の手術の手順等説明がありました。夫が同意書にサインすると、バタバタと手術の準備が進んでいきます。
手術室に入る前に、心電図と下半身麻酔の点滴投与を開始します。麻酔は約24時間効果があるとのことでした。
ベッドに乗せられ、そのまま手術室へ。手術室に家族は入れないので、娘&夫とバイバイ。この日も意図せず、二人は入院部屋でにお泊りすることになりました。
帝王切開で無事赤ちゃん誕生!
手術室に入ったのが23時半頃だったと思います。なんだか明るい音楽が流れていた気がする(朧げ)。腹部から下をカーテンで仕切られ、手術している様子は見えないようになっていました。
いよいよ「手術始めます~」とのことでド緊張。本当に痛くないのかな(勿論麻酔で痛くなかった)、どのくらいで産まれるのかな、とぐるぐる考えていましたが、ものの10~15分程でオギャー!と赤ちゃんの産声が。



「え!?早!?!」というのが率直な感想。
安堵と疲れから、産声を聞いて赤ちゃんを一目見たら、すぐに寝落ちしてしまいました。産後直後に写真を撮って貰えるサービスがあったけれど、すでに私は寝落ちしていて半目で写っていました。。(そもそも撮られた記憶なし笑)


【入院2日目】(出産当日)
0時を回った頃に赤ちゃんが誕生しましたが、産声を聞いて寝落ち。寝ている間に私は手術室から入院部屋にいつのまにか移動していて、朝6時頃まで爆睡していました・・・。
起きた時に「え、5-6時間たってる。。初乳は!?」とかなり焦りましたが、tidak apa apa!(大丈夫!)と言われました(ミルクをあげた様子もない)。語学力がなくてそれ以上の会話が出来なかった。泣
起きてすぐ、赤ちゃんが個室に運ばれてきて初乳を与えました。昨晩急遽呼び出された夫と娘も一緒に宿泊していたので、家族みんなで赤ちゃんと対面!(そしていつも通り会社と幼稚園に通う夫と娘。)


母子同室でも別室でもOK
赤ちゃんは一緒に入院部屋にいても、新生児室で過ごしてもどちらでもOKで、私は基本別室で過ごしました。赤ちゃんがお腹が減って泣いたタイミングで、新生児室から移動してもらっていました。



おむつ替えは毎回新生児室で助産師さんが対応。入院中、私は一回もおむつ替えしなかった・・・ビックリ!
身体の様子
入院2日目は、麻酔がまだ効いているのか、はたまた痛み止めの点滴のおかげか、身体は動かせませんが帝王切開の痛みはそれほど感じませんでした。トイレはいけず、カテーテルで。シャワーもできず、看護師さんに身体を拭いてもらうのみでした。
回診(産婦人科・小児科・麻酔科)
入院中、産婦人科・小児科・麻酔科の先生それぞれの担当医の回診がありました。
小児科医の回診では、産まれた時の赤ちゃんの状態のフィードバック(体重・身長など)、視力・聴力検査の結果の共有などがありました。
母乳が足りているか不安でしたが、とりあえず母乳を頑張って赤ちゃんにあげ、体重増加が足りていない場合は、同意書にサインしてミルクをあげることも可能とのこと。



長女を産んだ日本の産院は、最初からガンガンにミルクを足していたので驚き。とにかく母乳による授乳が推奨されていると感じました。
また、原則入院中に行うビタミンKの接種・血液スクリーニングやB型肝炎予防接種についても説明を受けました。



日本では予防接種は2か月からだったので、こちらも驚き。また、血液型も入院中にすでに判明!日本で産まれた長女(2歳)の血液型はまだ知らない。。。
超豪華!産院からの出産祝い
ビックリ、産院からは写真のように大量の出産祝いを頂きました!赤ちゃん用のシャンプーや保湿液・オイルがたくさん入っており、産後しばらくは持ちそう。他にもおむつ数枚、おしりふきや赤ちゃん用の洗濯洗剤など。これは嬉しい・・!




ニューボーンフォトの撮影
2日目、ニューボーンフォトの撮影(無料)がありました!入院費用に含まれているデフォルトのサービスらしく、あれよあれよと赤ちゃんが連れていかれ撮影完了。親は同行してもしなくてもOK。1枚は無料で記念に貰え、データを複数購入することもできるとのこと。
↓無料で記念に貰える写真はこんな感じ。二人育児に追われすぎて新生児期の写真を殆ど撮っていなかったので、良い記念になりました。


私は同行しませんでしたが、スマホを看護師さんに渡しておいたら無料で沢山写真や動画を撮ってくれました。有料データは購入しませんでしたが、それでも満足。



日本ではあまりなじみのないサービスなのでビックリ!
【入院3日目】(出産翌日)
身体は痛むも退院を言い渡される・・
麻酔が切れ、痛み止めも点滴から錠剤に変わり、帝王切開の痛みをどんどん感じるように。頭痛・目まいもかなりひどかったです。
この日も前日同様、産婦人科・麻酔科、小児科の担当医の回診があり、産婦人科の担当医に「術後の回復OK!明日の朝赤ちゃんの血液検査の結果が出るから問題なかったら退院ね!」と言われました。。



日本だと1週間ほどは入院する帝王切開。まさかの産後2日目で退院・・・?!
「悪露もすごいし身体が痛すぎて明日の退院は無理!せめて明後日!」と涙目で必死に伝えたところ、tidak apa apa(大丈夫~)とのことで、無事に入院を一日延長。ホッと一安心。それでも短いけれど。
ちなみにこの日は看護師さんに介助して貰って産後初のトイレでした。排泄すら怖い産後。
【無料】ヘッドスパ(シャンプーetc)のサービスを受ける
入院中、無料のヘッドスパ(シャンプー・マッサージ)のサービスが1度だけ利用でき、そろそろ頭を洗いたい!でも自分じゃ無理!となったタイミングのこの日に利用。束の間の至福の時でした。
【入院4~5日目】(産後2~3日目)&退院後
入院4・5日目、産婦人科の担当医や小児科医の回診があり、母子ともに経過が順調なことを確認。5日目の朝、身体はまだまだ痛みますが無事退院!鎮痛剤を沢山処方して貰いました。
退院後は、夫に在宅勤務を増やして貰ったり、ナニーさん(メイドさん)の勤務時間を長めにしたり、色々と調整してやりくりしました。毎日の寝不足と上の子の赤ちゃん返りに疲弊しまくった日々で、周囲の助けがなかったらどうなっていたことやら。周りには本当に感謝しかないです。
退院後1週間(早い!)で、小児科・産婦人科・母乳外来での検診がありました。小児科では赤ちゃんの経過観察とポリオの予防接種、産婦人科では帝王切開の抜糸、母乳外来では母乳のあげ方の指導などがありました。
To Be Continued…
そんなこんなで希望していた計画無痛分娩とはなりませんでしたが、無事に母子ともに健康に退院することができました!(といっても身体はとにかく痛い痛い・・・)
本記事で書ききれなかった入院部屋の様子、入院中の食事、入院時の持ち物、入院費用などは次の記事に纏めています。










