ジャカルタでの出産体験談@ポンドックインダ病院➀妊娠発覚~妊娠初期 日本語通訳や母子手帳についても

2024年秋、夫の駐在先であるインドネシアのジャカルタに帯同中、第二子を出産しました!妊娠発覚から出産する迄、日々本当に手探りだったので、当時のことを記録しておこうと思い、記事にしました。本記事は体験談①【妊娠初期】の記録です。

  • 本記事はあくまでも私一個人の記録になります。記事にてインドネシア・ジャカルタでの出産を推奨・非推奨することは御座いません。
  • 最新の情報については病院等に問い合わせをお願い致します。
目次

ジャカルタでの出産を選んだ理由

妊娠が分かった時、すでにジャカルタで出産することを決めていました。主な理由は以下の通りです。

  • 日本で出産する場合、両親・義両親含む家族や親族のサポートを受けられる状況になかった
  • 一方で、ジャカルタでは、夫は勿論、ナニーさんやドライバーさんのサポートを受けられる環境にあった
  • 身近にジャカルタで出産した友人が複数人いたので色々と話を聞ける状況だった

ただし、通院していく中で病院や診察への不信感を抱いた場合や、難しい出産となりそうな場合(例えば病気の可能性など)は、日本で出産することも念頭に置いていて、一時帰国の際に日本で出産する場合に通院する病院で診察を受けました。

妊娠発覚【妊娠6週】

生理が遅れていることに気づき、薬局で妊娠検査薬を購入。日本のものと比べると、かなり安価(Rp.15,000~Rp.30,000程度/150~300円程度)の妊娠検査薬でしたが、使い方は日本のものと殆ど同じで、尿に検査薬を浸して暫く待ち、陽性・陰性を判断するものでした。

どれが良いかわからなかったので写真のものを3種類ほど購入しましたが、どれもきちんと陽性反応が出ました。

モール等に入っている薬局watsonsにて

妊婦検診【妊娠7週~妊娠15週】

通院&出産する病院は【ポンドックインダ病院(Pondok Indah Hospital)】(所在地)に決めました。

引用:RS Pondok Indah – Pondok Indah | RS Pondok Indah

私が産院をポンドックインダ病院に決めた理由は、以下の通りです。

  • 自宅から比較的近い
  • 第一子と同じく無痛分娩が出来る
  • 複数の知人が出産をしていた為

渋滞の都市ジャカルタでは、とにかく近さが大事だと個人的に思います。破水等、すぐにでも病院に行きたくても渋滞で物凄く時間がかかってしまう怖さがあるためです。

また、何かと日本語での情報を得にくい海外生活の中で、周囲に同じ産院で出産した知人がいるのは単純に心強かったです!日本の出産との違いや、産院の細かい話についても事前に話を伺うことができ、とても参考になりました。

【妊娠7週】初診@ポンドックインダ病院

診察の予約&日本語通訳➀:J-クリニック

後に記載するウェルビーの通訳サービスを使いたかったのですが、通信障害があり電話が繋がらず断念。初回のみ、J-クリニック(有料)を通して受診しました。

J-クリニックは、ポンドックインダ病院の6Fに位置している日本人のためのクリニックです。私の場合、J-クリニックを通してのポンドックインダ病院の産婦人科の予約と、診察の通訳をお願いしました。処方された薬も翻訳して貰えました。

<予約の流れ>WhatsApp(以下概要参照)にて妊婦検診の予約と通訳をお願いしたい旨を連絡。

<当日の流れ>J-クリニックに向かい、通訳スタッフの方と合流して産婦人科に向かう。お会計は診察料・J-クリニック仲介料を全て纏めて支払う(産婦人科で支払う必要なし)。

J-クリニック概要

聞きたいことを取りこぼさないよう、診察前迄にスマホのメモアプリに質問を箇条書きしていました。

妊婦検診の内容

J-クリニックを介して診察の予約したところ、担当医はマリオ先生になりました。特に担当医の指定はしませんでしたが、複数の日本人の知人も同じくマリオ先生が担当だったと後に知り、日本人慣れしていそうだなと少し安心。

診察前には毎回、血圧検査と体重測定、酸素濃度の測定がありました。日本の産院では毎回尿検査をしていましたが、尿検査は不要(担当医によるらしい?)と言われました。結局ジャカルタの妊婦検診では一度も尿検査をしませんでした!

初診時はまだ妊娠7週だった為、お腹からの超音波検査ではなく経膣エコーでした。無事に妊娠を確認し、赤ちゃんの心拍を確認できほっと一安心。

薬の処方については、鉄分とカルシウムの処方が。葉酸については、サプリをすでに持っていたので断りました。こんなにも沢山サプリが処方されることに驚き(日本の産院ではなかった)。処方される薬はJ-クリニックやウェルビーによってきちんと日本語訳してもらえました。

なるべく飲む量を減らしたかったので(ズボラなので)、日本に一時帰国した際にビタミンや鉄分・カルシウムが含まれている葉酸サプリを購入し、担当医に相談してのちの診察ではサプリや薬を貰いませんでした。

【妊娠10週】2回目の妊婦検診@ポンドックインダ病院

診察の予約&日本語通訳②:ウェルビー

夫の会社がウェルビーという海外での病気や事故、健康管理等の対応をサポートしてくれる医療サービスと提携していたため、我が家はウェルビーの日本語通訳サービス(無料)を利用することが出来ました。

<予約の流れ>窓口は電話しかない為、初回のみ電話で診察の予約と通訳を依頼。WhatsAppにてスタッフさんから予約完了のメッセージ受信。2回目以降の予約は、スタッフさんのWhatsAppに連絡でも可でした。

<当日の流れ>診察に同行していただく通訳スタッフさんから、前日までにWhats Appでメッセージを貰う。当日、病院についたらWhats Appで連絡を取って合流し、診察へ。

妊婦検診の内容

この時点ですでに経膣エコーではなく、お腹からの超音波検査でした。日本では一般的に妊娠12週から超音波検査の為、とても早い段階で移行するんだな~と驚きつつも、経膣エコーが大の苦手な私はラッキー!と思いました。すでに赤ちゃんは人の形をしていて、なんとも可愛らしい姿をエコーで見ることができました。

診察後に血液検査がありました。日本で血液検査した際はかなり細かくフィードバックがありましたが(産院にもよるかもしれないが)、その後特に何も言われなかった=問題がなかったのだろうということなのでしょうか。。担当医によるのでしょうか。。数か月後にふと思い出して検査結果を受領、何事もなかったことを確認しました。

【妊娠11週】NIPT検査@ポンドックインダ病院

概ね妊娠10週以降に検査できるNIPT検査(染色体による先天性異常の有無が分かる)を受けました。ポンドックインダ病院では全項目でも11juta(9万50000円程度)で検査することができ、日本での相場の半額程度に感じます。

血液の採取は病院で行うか、自宅に病院から医療スタッフを派遣して貰うことも可能でした。

NIPT検査の費用と内容について(2024年4月時点)

結果が出る迄は2週間程度。メールで結果を受けとり、染色体異常による病気のリスクは低いことを確認することができました。性別も染色体の組み合わせで発覚!

【妊娠14週】3回目の妊婦検診@ポンドックインダ病院

2回目以降の診察では、毎回ウェルビーの通訳サービスを利用しました。

3回目の診察では、3Dエコーの動画・写真を見せてもらうことができました。物凄く丁寧に時間をかけてエコー検査をして貰え、赤ちゃんの今の状態・形状をしっかりと把握できました。3Dエコーの動画は、SMSでその場で送って貰えました!

また、相談先として担当医のWhatsAppの番号を教えて貰えました。先生と直接やり取りできると分かり、ホッと一安心。(英語かインドネシア語だけれど。)初回の妊婦検診時に聞いておけばよかったことの一つです。

母子手帳について

2回目の診察の際、ポンドックインダ病院で母子手帳ならぬ妊婦手帳を貰いました。初診で貰いそこなっており、気になり聞いてみたところ貰うことが出来ました。もしかして自分から言い出さないと貰えない・・?(汗)

日本の母子手帳は妊婦・産後の子どもの健康観察の為に使用出来るのに対し、ポンドックインダ病院で貰った手帳は、妊婦用・子ども用(出産後に貰える)で分かれていました。しかしこの妊婦手帳、全てがインドネシア語表記で英語表記全く無し

インドネシア語表記しかないので日本で使えないし、何より自分でも読めない。(笑)

調べてみたところ、ジャカルタでは以下の場所で日本版の母子手帳の入手可能とのこと。

私はジャカルタマザーズクラブのマタニティ交流会(のちに詳細あり)に参加した際に、母子手帳を購入しました。日英表記されているので、ジャカルタでも日本の産院(一時帰国時に念のため受診した)でも、問題なく使用できています。

一方で、私の周りには日本に一時帰国した際に母子手帳の交付を受けている人が多かったです!

ポンドックインダ病院で診察を受ける際は、病院で貰った手帳と購入した手帳の両方を看護師さんに渡し、記録して貰いました。

ジャカルタマザーズクラブ(JMC)のマタニティ交流会に参加

ジャカルタマザーズクラブ(JMC)は、ジャカルタ在住の妊婦さんやお母さんたちへの情報提供・生活支援を行う会員制サークルです。

私が参加したジャカルタマザーズクラブが開催するマタニティ交流会では、ジャカルタでの子育て事情や産院事情などの情報交換を行ったり、ジャカルタでの出産経験談を実際に聞くことができました。また、希望すればスタッフさんとの個別相談も可能でした。非会員でも費用を支払って参加可能なイベントです。

ホームページを見る限り、マタニティ交流会の開催は3~5カ月に1度の頻度の様です。(2024年10月・5月・1月・2023年10月…)

日本での出産とは色々と事情が違うことが分かり、ジャカルタでの出産への心構えが出来ました!貴重なマタニティ友達もでき、参加して本当に良かった、と思えたイベントです。

(参考)マタニティヨガや体操レッスンなど@ポンドックインダ病院

ポンドックインダ病院では、妊娠14週からのマタニティヨガや、妊娠28週からのマタニティ体操のレッスンがあり、希望すれば参加できるようでした。その時々によって開催の有無や詳細が異なるので、受付などで問い合わせる必要がありました。

妊娠後期にマタニティ体操に参加したかったのですが、残念ながら時間帯が合わず。

その他にも、日本でいうところのパパママ学級も開催されているようです。いずれも初診の際に貰ったパンフレットに書いてありました。

To Be Continued..

ご一読いただきありがとうございました!妊娠中期~後期については、次の記事に纏めています。

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この記事を書いた人

●アラサー主婦●2022年夏産まれの娘を子育て中●日々の生活・おでかけ・旅行・子育てのこと●2022年冬より夫の海外駐在に帯同し、ジャカルタに在住●育児の合間に気まま更新

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