2023年8月、1歳1か月の娘を連れてジャカルタからフライトで1時間程度のリゾート地・ブリトゥン島(@インドネシア)に家族旅行してきました!
- 1歳1か月の赤ちゃん(あんよ期)連れ、家族3人での旅行
- 2泊3日、インドネシアの祝祭日を利用
- ジャカルタからフライトでの旅行

週末にジャカルタからサクッといけるリゾート地で、5つ星ホテルもあって赤ちゃん連れでも安心して旅行が出来そうだなと思い、ブリトゥン島に行くことにしました
ブリトゥン島について
スマトラ島とカリマンタン島の間に位置する島です。2021年にユネスコ世界ジオパークに認定されました。
ジャカルタからフライトで1時間弱で到着するため、ジャカルタに住んでいる場合(ジャカルタを拠点に旅行している場合)、気軽に行くことができるリゾート地になります。
1日目|フライト~ホテル着
フライトはSuper Air Jetを選択(単純にその日の最安値だった)。
朝6時頃と15時頃の2便の選択肢がありましたが、2泊3日で日程に余裕があること&赤ちゃんもいるので無理はせず、余裕をもって15時の便でブリトゥン島に向かうことにしました。(ジャカルタ15:05発→16:05着)
スカルノハッタ空港・ターミナル1
スカルノハッタ空港を利用する場合、インドネシアの国内線の殆どはターミナル1から出発です。
Super Air Jetのデスクを見つけたはいいものの、ブリトゥン島ってどのデスクになるの?と迷っていたところ、以下のカリマンタン等と表示されたデスクに案内されました。


デスクのすぐ近くには授乳室とおむつ替えスペースがあり一安心。多目的トイレにもおむつ替えの台がありました。


近くにはパンダのベビーカーも。惜しみなく使用させてもらいました。


出発ロビーや搭乗口は1つ上の階に(エレベーターでアクセス可)。出発ロビーには飲食店が沢山ありました。「昼ご飯は空港で済ませればいいや」と思っていたのですが、祝日ということもありどこもかしこも混雑・・・。


スタッフさんに尋ねると、保安検査場を通ってしまうとレストランはないとのことで(軽食を買えるところはある)、テキトーに入ったカフェで軽食をとりました。
保安検査場を通過した後は、小さいですが子ども向けのプレイグランドや、少し大きい子どもが遊べそうなゲームステーションもありました。



次回はフライト前に中で時間を潰すのもありだなあと思いました!




フライト|Super Air Jet
さて、事前に直近の遅延情報を調べていったところ、Super Air Jetでの運行はほぼ毎回多かれ少なかれ遅延。しかしなぜか(と言ったら怒られそうですが)、この日は定刻通りの出発。とっても運が良い!
座席は3席x2列、機体は小さめで、祝日だったためか満員。少し窮屈さを感じましたが、フライトは1時間弱なので、持ってきた娘のお気に入りのおもちゃとお菓子で何とか娘の機嫌を取り続けることに成功!




ブリトゥン島到着!~ホテル迄
16時過ぎ、定刻通りにブリトゥン島の空港(タンジュンパンダン空港:MAP)に到着しました。飛行機を降りたらピックアップレーンまで少し外を歩きます。





ジャカルタでは大気汚染が話題のころ。普段は青空が見えないので、癒される・・・!
空港の建物の中に入ると、小さい荷物レーンが一つ。15分程で荷物をピックでき、比較的スムーズでした。


カワイイ壁画が迎えてくれます。皆さんこちらで写真をパチリ。


授乳室&おむつ替えスペースは小さい空港なのであるのか心配していましたが、ちゃんとあって&綺麗で安心。


道なりにそって進み、事前にホテルにて手配をお願いしていたドライバーさんと合流。初日はホテルへ直行します。
ホテル到着
今回の宿泊先はシェラトン・ブリトゥン(Sheraton Belitun)になります。ホテルに到着したのはすでに夕方だったので、プライベートビーチで夕日を見たり、レストランで夕食を済ませたりのんびり過ごしました。
宿泊レポは次の記事に纏めています。


2日目|アイランド・ホッピング
2日目の午前はアイランド・ホッピングでいくつかの島々を巡りました。ちなみに、午後は発熱してしまい、昼食をホテルで取った後夜中までずーっとホテルで寝ていました・・・。
アイランド・ホッピング
アイランド・ホッピングはホテル(シェラトン・ブリトゥン)経由で手配しました。
もともとは日中に島を6,7つ巡るツアーだったものの、ホテルに午前中の3時間程度、主要な島(3,4つ)のみで手配できないかと聞いてみたところ、快諾していただきました。(1.2juta/1ボートの料金は変わらず)



娘にとって初めてのボートで体調や機嫌が心配だったので、本当にありがたかったです!
プライベートビーチから出発
スタートはホテルのプライベートビーチから。ビーチはレストランの目の前にあるので、朝食を済ませてそのまま出発。なんと楽チンなこと…!


ボートの様子
ボートは家族3人で貸し切りでした。船長さんのほかに、ガイドさん1名も同行となります。
途中物凄い左右に揺れていたので、不安な人は酔い止めがあったほうがよさそう。


水・ライフジャケット・シュノーケリングのマスクもツアー料金に含まれていました。ライフジャケットは1歳児用のものはないと事前に言われていたのですが、当日新品の娘用のジャケットが用意されていました。ありがたい・・・(買って持参してしまったけれど。)


1. Pulau Pasir
最初に上陸したのは、砂浜だけの小さな島。午後には潮が満ちてきて砂浜がどんどん覆われてしまうとか。この空と海しかない景色に本当に心が洗われました。


ヒトデもいました。海水の透き通り具合、伝われ~~~。


浅瀬で波もほぼなく、娘は怖がることなく思う存分に楽しんでいました!(その後、娘は船に揺られて爆睡。)
2. Pulau Lengkuas(レンクサス島)
アイランド・ホッピングで寄る島の中で一番有名なレンクサス島。ボートの上で爆睡している娘は船長さんが見ていてくれるとのことで、ガイドさんと大人だけで上陸しました。ゆっくり回って20~30分程。
オランダ統治時代、1882年に建てられた灯台がランドマークです。残念ながら老朽化の為灯台の中に入ることは全くできず(少し前は途中階まで入れたそうですが)。 ガイドさん曰く再開の目途はたっていないとのことでした。


丸みを帯びた岩がたくさん重なり連なっています。


レンクサス島沖はシュノーケリングスポットでもあります。娘が寝ている間にちゃっかりシュノーケリングもしました。小さな魚が沢山いて透明度も良かったです。


3. Pulau Kelayang
Kelayang島には巨大な岩がたくさんあり、その岩が天然の洞窟を形成していたりと、自然の神秘さを感じました。他の島に比べて緑も多く、岩にまとまりつく木々を見て一層自然のパワーを感じました。こちらもゆっくり回って30分程度滞在。
なかなかの滑りやすい岩場を進んでいきますので、細心の注意が必要です。赤ちゃんを抱えながらだったので、かなりヒヤヒヤ。




巨岩と巨岩の間には澄んだ海水。やはり最高の透明度!




ガルーダ・ロックと呼ばれる巨岩の連なりを臨むことができました。インドネシアの国鳥、ガルーダ(神話に出てくる神鳥)に形が似ていることからそう呼ばれています。


浜辺にはブランコも。空と海を見ながら漕ぐブランコの気持ちの良いこと。


4. Pulau layar
石と砂浜のみのとてもシンプルな島に上陸。4つ目の島ということもあり少し疲れ気味でしたが、かなり小さい島なのでサクッと立ち寄ることができました(写真にこだわらなければ5分で済みます)。娘もテコテコと楽しそうに歩いていました。


3日目|観光~フライト
ホテルステイも名残惜しいですが、観光地に立ち寄る為に少し早めのチェックアウト。空港に行く前に、有名な2つの観光地を訪問しました。
タンジュン・ティンギ・ビーチ(Tanjung Tinggi beach)
ブリトゥン島の観光地といえばここ。インドネシア映画「Laskar Pelangi(虹の少年たち)」のロケ地として有名。
穏やかな波で広々とした浜辺は子連れも多く、比較的安心して海水浴を楽しめそう。有名なのでほかのところに比べて観光客は少し多いと聞いていたものの、写真の程度でポツリポツリ(週末の午前)。のんびり過ごせます。


このビーチにも巨大な岩が沢山ありました(写真は岩の上に登ってはしゃぐ夫)。


こんな感じの岩場を登って行ったようなので、細心の注意を!!


ちなみに、海の家や浮き輪などの貸し出しもありました。





観光地あるあるのしつこい勧誘などはなく、心身ともに穏やかに過ごすことができました!
カオリン湖
化粧品などの原材料になるらしいカオリンが採れる湖。空港から近いので、帰り際にサクッと立ち寄る位でちょうどよかったです。
湖の色は気候や時間帯によって変わるそう。私たちが訪れた際は、とてもきれいなエメラルドグリーンの色をしていました。


湖にはもっと近づけるのかな?と思っていたのですが、柵で囲まれており離れたところから眺めるのみでした。
「これがカオリンだよー。」とドライバーさんが拾って見せてくれました。


帰りのフライト
フライトの2時間前、13時頃に空港に到着しました。先にチェックインを済ませ、時間が余っていたので空港敷地内のカフェで軽食を取りました(GoogleMap見当たらず…&店名を忘れてしまいましたが、駐車場内)。涼むのにちょうどよかったです。




さて、遅延との情報も特になく、カフェを出てゲートに向かいます。フライト掲示板を見て「帰りも定刻か~やった!運がいいな」なんて思っていましたが、結果、1時間程の遅延でした。待ちぼうけです。



インドネシア国内出張の多い夫曰く、定刻の表示でも遅延することはよくある様です・・・


簡単なカフェや軽食・お土産を買えるお店がありました。


小さなプレイスペースもありました。


おむつ替え&授乳スペース。


さてさて、1時間弱のフライトを終えてジャカルタに到着。帰りのフライトは娘が寝てくれていたので、大分楽でした。さあ帰るぞ~との矢先に、大誤算。なんと、バゲージクレームで1時間以上荷物を待つことに。泣


荷物をピックして自宅に帰ります。帰りはフライトと荷物の遅延が重なり少し疲れましたが、無事に戻ってこれたのでよし!
おわりに
ブリトゥン島での滞在は、澄んだ海と空にとにかく癒される2泊3日間でした!ジャカルタのような喧騒や、観光地特有の客引きなどもなく、とにかく心身ともにのんびりと過ごせました。
半日体調を崩してしまい、予定通り!とはいきませんでしたが、ジャカルタに住んでいる間に絶対にリピートしたい旅行先となりました。次回行く際は、今回は断念した以下も満喫したいです。
- 「Laskar Pelangi(虹の少年たち)」原作者Andrea Hirataのミュージアム:25M7+5JX, Lenggang, Kec. Gantung, Kabupaten Belitung Timur, Kepulauan Bangka Belitung, インドネシア
- ホテル外でのブリトゥンならではのシーフード料理。カニが安く食べられるとか。
↓次の記事では、シェラトン・ブリトゥンの宿泊記を纏めています。


参考:「Laskar Pelangi(虹の少年たち)」
記事の中で何度か触れた「Laskar Pelangi(虹の少年たち)」(著:アンドレア・ヒラタ)は、2005年にインドネシアにて刊行され国内販売累計500万部以上の大ベストセラーとなった本です。
10人集まらなければ廃校と言われた学校に、やっとのことで集まった貧しい子どもたち。情熱をもった校長と新米教師のもと、個性豊かな彼らはそれぞれの才能を開花させていく。そして奇跡的な入学式を迎えた日から5年、今まで決して勝てなかった裕福な名門校との、知の決戦の日を迎える。








